2014年3月期、2年連続の巨額赤字からV字回復を果たしたシャープ。しかしその黒字転換も、大型液晶パネル工場の売却とリストラや給与カットによる固定費削減の影響が大きい。真の再生への道すじは見えてきたのか――正念場の2年目を迎えた高橋社長に、ロングインタビューを敢行した。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/13587)

「スマホ」から絶対に撤退しない理由とは

――チャレンジする文化を植えつけるために必要なことはなんでしょうか。

【高橋】なぜこの分野に挑戦するのか、ということを社員にしっかりと理解をしてもらい、それに対して、社長が責任を持つことが大切です。成長分野であれば、挑戦するということは理解しやすい。しかし、状況が決して良くない領域において、挑戦するマインドをどう維持するか。やはりその部分は、社長がしっかりと説明し、責任を持たなくてはならない。

たとえば、私が社長に就任した前後に、同業他社が相次いでスマートフォン事業からの縮小・撤退を明らかにしました。するとメディアからは、「シャープはいつスマホをやめるのか」という質問が飛んできた。そのとき私は、「スマホは絶対にやめない」と宣言しました。