アウトプット型で使える英語を
英語ができる人は、どのようにして英語を習得したのか。決め手として「学校の勉強」を挙げる人が多かったのは、少し意外な感じがしないでもない。
「アンケート結果を見て思うのは、英語ができる人は何も特別なことをしているわけではないということ。基本的には英語が好きで、中学、高校、大学ときちんと英語を勉強して、傾向としては大企業に入るというキャリアパスを歩んでいる人が多い。その結果として一般的な就労者よりも平均年収が高い、ということを理解しておくべきだと思います」
効果があった勉強法についても、「英語のテレビ番組を見る」「教材での勉強」など、英語学習の王道が上位に並ぶ。
「選択肢の勉強法は全部インプット型で、受け身の勉強法ですね。教材を使うとか、先生に教えてもらうとか。それでTOEIC750点は取れますが、それだけでは使える英語は身につきません」
一方で、フリーアンサーには「外国人の恋人を作る」「とにかくネイティブと話す」など、アウトプット型の回答も。
「私の場合一番効果があった勉強法は仕事です。仕事で『この人を説得しなければいけない』とか『絶対に情報を取らなければ』ということで、正しい英文を書かないと伝わらないし、相手を怒らせる言い方はいけないし、と必死でしたから」
英語ニュースを見て内容を親子で話し合ったり、海外の人と交流できるイベントに出かけたり、わが家にも「積極的な」英語学習を取り入れてみたい。