20世紀はクルマの時代だったと言われるが、21世紀も「水素エネルギー」の出現で、自動車業界が激変する可能性が高まっている。新たな“富”を生むビジネスの最前線に迫る――。
(※第1回はこちら http://president.jp/articles/-/12895)
標準化の成否が市場開拓の勝敗を決めるカギになる
では、ここにきて世界の自動車大手が、一気に合従連衡に動き出したのはなぜなのか。この背景には、標準規格やデファクト戦略で勝ち抜くための国際標準化がネックになり、海外のライバル会社とも手を組まざるをえない現実があるためだ。
図を拡大
日欧米、「燃料電池」車の合従連衡が進む
日欧米、「燃料電池」車の合従連衡が進む
特にFCVの場合は、水素の爆発を防ぐために厳しい安全基準が求められる。基準を獲得するには、何度も実証試験を繰り返し、起こりうるあらゆる状況のデータを蓄積する必要がある。集めたデータをもとに標準規格のドラフトを作成、海外メーカーに示して“仲間づくり”を進め、公的な標準化機関に提案して、賛成多数による採決で承認される必要がある。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
