毎日行っているとは頭が下がる。こうした仕組みが人の手によるばらつきを抑え、一定の品質を保っているのだ。
休憩室でもうひとつ気になったのは、掲示板が「とん蝶」の紹介記事で埋め尽くされていたこと。観光情報誌やファッション誌だけでなく、旅の月刊誌『ひととき』、『小説幻冬』の京みやげ手帖、雑誌『ダイヤモンド・チェーンストア』、『週刊文春』もある。
本木雅弘さんら有名人も愛する大阪名物
「差し入れでいただき、気に入って自分でも買うように」
「楽屋見舞いでいただいてから定番」
「梅田でまとめ買いして、新幹線でひと包み食べるのが楽しみ」
落語家、狂言師夫人、エッセイスト、歴史小説家など業界人のコメントも目立つ。
興津さんによると、貫地谷しほりさん、本木雅弘さん、大竹しのぶさん、海原やすよ・海原ともこさん、なすなかにしさん、小籔千豊さんなど錚々たる有名人がテレビやラジオで紹介してくれたという。
公式Instagramを見ても、有名俳優や関西の芸人をはじめ、幅広い有名人から支持を得ているのが分かる。
これほど多くの人に愛されるとは、初代・大三さんもきっと驚いているだろう。
「とん蝶」の販売場所は、新大阪駅、大阪駅、天王寺駅の売店と、大阪市内の百貨店がメイン。直営店は、本社併設の本店のみだ。「これからも、無理してお店を構えるつもりはありません。家賃も人件費も高騰して、固定費がかかりますから。コロナ禍を経て、直営店がなくても十分だと気づきました」



