『ミッション:インポッシブル』名シーン秘話

『ミッション:インポッシブル』以前のクルーズは、どちらかと言うと目上の監督や俳優と組んで、彼等から教わりながら自分が成長する、という面が大きく、雇われ俳優としての立ち位置を崩していないため、派手なアクションや自身のスタントはそこまで多くない。

自分で出来ることは自分でやりたい、と言う彼だが、「出来る範囲のスタント」にとどまっていたようだ。しかし、プロデューサーも兼ねることになったM:Iシリーズで、彼のアドレナリンが大爆発することになる。

そのきっかけは何と言っても『ミッション:インポッシブル』で見せた、天井からワイヤーで下降し床のすれすれで止まる、あのアクションだろう。今でも繰り返し振り返られるあの名シーン、床上でピタっと止まる際のバランスは、靴のつま先に2ポンドのコインを入れることで成立させ、そのアイディアはクルーズ自身が考えたものだそうだ。