TBSが妄信した「安全神話」

この経緯について、TBS側は事故直後のプレスリリースにおいて、次のように説明している。

小屋は決して大きくはないが六人が寝られない程ではなく、五人も小屋で寝起きするよう進(ママ)めたが星野さんは『皆がそうしていること。またこの時期川を上がってくる鮭で食料も豊富なので、ヒグマも人を襲うことはない』とテントでの寝起きを続けていた(以下、小坂洋右、大山卓悠著、山と渓谷社刊『星野道夫 永遠のまなざし』からの引用)

この時TBS側は「現地ではヒグマによる事故が起きていないから安全」という認識を持っていたようだ。

TBSがのちにまとめた「遭難報告書」ではこのように説明されている。