くーちゃんと過ごした最後の夜

三浦さんらは幸いにも、家族でくーちゃんと向き合い、最後の時間を過ごすことができた。

摘出前夜は集中治療室のベッドの横にストレッチャーを出してもらい、家族で川の字になって眠った。看護師長は、「こんなに朝が来なければいいと思ったことはない」と涙を流した。当日は早朝から両家の祖父母も集まり、皆でくーちゃんを送り出した。

「主治医の先生、看護師さん、病院のスタッフ皆が、できる限り悔いのない最後の時間を過ごせるように配慮してくれたと思います。治療にも全力を尽くしていただいて、最後の時も過ごすことができたことで、大切な娘を助けられなかった悲しさや悔しさは尽きないけれど、とりうる最善の道を選べたと思っています」