必死に自分の資産を隠したがる親たち

ケース1:母親の死後に「捜索作業」

例えば、70代後半で認知症が進んだ女性Aさん。早くに夫を亡くし、お金はすべて自分で管理してきましたが、症状が進むにつれ「お金を盗られた」といった「盗られ妄想」が強まり、子どもたちにも通帳を見せようとしません。

やがて体調を崩して入院、普通預金だけは子どもに管理を任せましたが、それ以外の資産については80代で亡くなるまで語りませんでした。

結局Aさんの死後、子どもたちが自宅中の通帳や書類をかき集め、銀行や役所に一件ずつ問い合わせることに。もはや資産整理というより財産の「捜索作業」でした。