残酷すぎる斎藤道三の「釜ゆで」の刑
信長も、それは決して好んでしたことではないであろう。常識にかなった刑罰ではまるでききめのないほど諸悪横行の世であったから、劇剤を処方する医者の気持であったろうとは思うが、常人にはなかなか踏み切れないものである。彼が本性において破壊欲横溢の人であったから、出来たのであろう。
信長のこの厳刑主義には、先輩がある。彼の妻の父である斎藤道三と松永久秀だ。
道三の施政ぶりが最も残酷であったことは、彼の伝記で書いておいた。小罪の者でも牛裂きの酷刑に処したといい、釜ゆでの刑を行なうにあたってはその罪人の妻や親兄弟に火を焚かせるというすさまじいやり方であったというのだ。
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