クリスマス直前「横浜デート」の結果は

「クリスマスまでに絶対に彼氏が欲しい!」そう思い立ち、マッチングアプリを再開した35歳のBさん。写真の雰囲気が素敵な男性とマッチし、メッセージもテンポよく続き、すぐにデートが決まりました。

相手の男性は年収1000万円超・40代の会社員。初回デートの場所は彼の提案で「横浜のおすすめの店」へ行くことに。「クリスマス前の横浜=おしゃれ」という先入観からBさんは気合いを入れてドレスアップし、ルンルン気分で待ち合わせへ向かいました。

しかし彼に連れて行かれたのは、まさかの“学生が集う激安チェーン居酒屋”。安い飲み放題で盛り上がる若者グループが多い中、ドレス姿の彼女は完全に場違いになってしまいました。

「最初に店名を聞いておけばよかった……」という後悔とともに、クリスマスシーズンのほろ苦い思い出になったそうです。

恥ずかしさといたたまれない気持ちで、手で顔を隠している女性
写真=iStock.com/metamorworks
※写真はイメージです

婚活でよくあるアクシデントは「“当たり前”が違う」というケースです。この男性は「自分が良いと思うお店に連れていく=良い行為」だと考えており、クリスマスだから特別なお店にするという感覚がなかったのでしょう。しかしBさんは「クリスマス=レストランなど特別な場所でのデート」だと思い込んでいました。

このケースは、男性が悪いわけでも女性が悪いわけでもありません。「きっとこうに決まっている」と自分の前提だけで進めず、マメに相手に確認をとることを忘れていただけです。こうした確認は、人間関係におけるすれ違いを減らすカギになるでしょう。