会話を通して関係を変えていく
Cさんのケースは、「まず自分の気持ちを伝える」「対話を通じて意思決定のサポートをする」という積極的なコミュニケーションが実を結んだ好例です。
恋愛や婚活シーンでは、まず「相手はどう思っているか」「脈があるか」を確認したがる人が多いのですが、これはもったいないパターンだといえます。人間関係は、キャッチボールのように会話をしながら深めていくもの。様子見をせず、先に自分の気持ちを伝えて関係を進められる女性は強いです。
また、「どんな状態なら付き合えると思う?」と、コミュニケーションを通じて相手の意思決定をサポートしているところも秀逸です。
優秀なセールスマンは「自社・自分のスタンス」を最初に自己開示をして信頼構築をするだけでなく、意思決定までの道のりを一緒に整理し、一つずつ一緒にクリアしていきます。恋愛や婚活における意思決定のシーンでも、「決めさせる力」のパワーは絶大です。
39歳、煮え切らない彼氏に婚活を宣言
39歳のDさんには、年収800万円、交際して丸1年になる同い年の彼氏がいます。Dさんは早く結婚したかったものの、彼氏は結婚に後ろ向きで一向に話が進みません。そこでDさんは彼氏に「結婚したいから他の人とも会うよ」と宣言。しかし彼は本気だと思っていないようでした。
そこでDさんは宣言通り結婚相談所に入会し、ある会社員の40代男性と出会います。年収750万円、スポーツカーとレクサスを所有し、総資産1億円を超える堅実な男性でした。
出会ってすぐのデートで、男性から「結婚を前提とした交際」の打診があり、Dさんは悩みに悩みます。季節はもうすぐクリスマス。その日2人でクリスマスマーケットを楽しんだ後、改めて結婚を前提とした交際を提案されました。
そこで彼女は緊張しながら、1年付き合っている彼氏がいると告白。結婚に向けて話が進まず、彼氏の承諾を得て婚活をしていることや、子どもが欲しいと思っていることなどを正直に伝え、彼氏との関係に結論を出すことを約束しました。

