坂本竜馬:1835~67。土佐藩脱藩後、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中・海援隊の結成、薩長連合の斡旋、大政奉還の成立に尽力したが、維新直前に暗殺される。

最初に読んだのは文庫化されて間もなくの頃、いまから30年以上も前のことです。もともと司馬遼太郎さんの歴史小説が好きで、『梟の城』以来、出版されるたびに読んできましたが、そのなかで、最も感銘を受けたのが、この『竜馬がゆく』でした。

<strong>アサヒビール社長 荻田 伍</strong>●1942年生まれ。65年、九州大学経済学部卒業後、アサヒビール入社。長野支店長、茨城支店長、福岡支社長などを経て、97年、取締役・福岡支社長。2002年、アサヒ飲料執行役員副社長、03年、同代表取締役社長を経て、06年より現職。
アサヒビール社長 
荻田 伍

1942年生まれ。65年、九州大学経済学部卒業後、アサヒビール入社。長野支店長、茨城支店長、福岡支社長などを経て、97年、取締役・福岡支社長。2002年、アサヒ飲料執行役員副社長、03年、同代表取締役社長を経て、06年より現職。

当時はまだ、現在の看板商品である「スーパードライ」がヒットする前で、会社の業績はまさにどん底。厳しい環境のなかで営業担当者として非常に苦しい思いをしながら働いていた時期です。そんなとき小説のなかの坂本竜馬の生き方、言動にとても勇気づけられました。