存在を示す「影武者」

there(「~がいる・ある」に注目してほしい)

「There is(are)○○」は、まず「ある」を強調してから「○○=真の話の主人公」と伝える方法です。「影武者」のような役割を担うものなので、最初にThereが来たら「あとで真の主人公が来るんだろう」と考えましょう。

たくさんの人がいます
There(=影武者の役割) are many people(=真の主人公).

この場面で何と言う?

会社の社員数を伝えるとき
We have 30 staff members in our company.

私たちは/持っている(いる)/30人の社員を/私たちの会社に

日本語どおりにThe number of our company's employees…としようとすると、思ったことを英語にするのに時間がかかってしまいます。シンプルにWe haveでOK。staff membersでも十分に自然ですが、employeesだとさらにネイティブ的に。

ガソリンスタンドがこの辺りにあるとき
There is a gas station around here.

(影武者の役割:存在) /ある / ガソリンスタンドが / このあたりに

There is/There are(~がある・いる)で始まる場合、真の主人公はその次に登場する名詞です。a grocery store(食料雑貨店)/a vending machine(自動販売機)など自分ごとに入れ替えて使いましょう。同じ「いる・ある」でも、There isは「ただ存在している」、I haveは「所有している」という違いがあります。

目の前の人に来日した理由をていねいに尋ねるとき
What brings you to Japan?

何が/連れてきているの/あなたを/日本へ(→どうして日本へ)?

なじみのあるWhy did you come to Japan?(なんで来たの?)は、強く理由を聞いている印象も。それよりもやわらかい聞き方です。

トムとエミリーには共通点が多いとき
Tom and Emily have a lot in common.

トムとエミリーは/持っている/たくさんのことを/共通のなかに(→共通点が多い)

主語が2人なのでandでつなぎます。have a lot in commonは、「共通点が多い」と言いたいときの定番表現です。

どちらもすばらしいとき
Both are wonderful.

どちらも/=(イコールの意味)/すばらしい

both(2つとも:複数)、either(どちらか:単数)、neither(どちらもない:単数)は、よく使われる表現です。たとえばEither day works for me.(どちらの日でも大丈夫)のようにも言えます。

英語でのコミュニケーションについて語るとき
Communicating in English is difficult but fun.

コミュニケーションを取ること(英語で)は/=(イコールの意味)/難しい けど 楽しい

「~すること(-ing)」は主語(1ます目)に置くことができます。また、difficultはchallengingに言い換えても。言い換え練習で単語力がアップします。

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