『島耕作』『ゴルゴ13』以外にも、凄い作品がいくらでもある!
現在、妻の実家の別荘に別棟を建てて、75~76年から現在までの少年サンデー、少年マガジン、少年ジャンプ、少年チャンピオンの全号を保存しています。総数は軽く6000冊超。嬉しいため息といえばその通りだけど、今は運び込んでいるだけの状態。いずれ何とかします、という約束を“マンガ様”としています(笑)。
家庭を持ってからは、ゆっくりマンガに没頭できる空間はトイレだけ。常に読まなきゃいけないマンガが積んであって(苦笑)、何度も何度もトイレに行かなきゃならないんですよ。
それでも読むのは、元気を貰えるから。やっぱり好きなんだよな。マンガを読んでいる限り年を取らない、という感覚があるんです。なんせ、『ちかいの魔球』や『伊賀の影丸』を読んで、「できないことなんてない」って信じ込んでいましたから。
さすがに最近は、学園モノの登場人物なんかには自己投影が難しくなって、「てへ」とか照れてると、「バッカ野郎!なーにが“てへ”だ」とツッコんでしまう(笑)。僕の子供もマンガは読みます。ただ、当たり前にいつでも読めるという彼らの感覚は、ダメだダメだと言われて逆に燃えた僕の場合とは違いますね。
20作品は幅広く選んだつもりですが、マンガという世界にそれだけバリエーションがある証拠。とにかく、『島耕作』や『ゴルゴ13』以外にも大人のマンガには凄いのがいくらでもあるんだぞ、ということを知っていただきたいんですよ。手塚作品にしたって、僕が読んでないのがまだ3分の1はあります。その中に物凄い、何だかわからない作品がまだまだあるんです。今なら全部理解できると思う。これから読むのが本当に楽しみです。