男性がはまる骨にまつわる落とし穴

長い間、体重の重い男性は骨粗鬆症にならないと信じられてきました。体重が重ければ骨への負担が増え、骨も強くなるという理屈です。しかし最近の研究はこの常識を覆しました。内臓脂肪は炎症を引き起こす物質を分泌し、骨を作る細胞を弱めることが分かったのです。体が大きいからといって、骨が強いとは一概に言えないのです。

特に中高年男性に増えているのが、骨の量ではなく骨質が低下して折れやすくなるタイプの骨粗鬆症です。主な原因は糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣病。骨を鉄筋コンクリートのビルにたとえると、鉄筋がコラーゲン、固められるコンクリートがカルシウムです。

そのコラーゲンが生活習慣病によって糖化や酸化で弾力性を失い、骨がガラスのようにもろくなるのです。骨の強さは70%が骨量、30%が骨質で決まるとされており、男性の骨粗鬆症は折れてわかることが多いのが特徴です。