“設計”で犯罪の機会を奪った「韓国のトイレ」

なお、スーパーには監視カメラが設置されていたが、犯人には抑止力とはならなかった。というのは、監視カメラが怖いのは、犯行が発覚するかもしれないとビクビクしている犯罪者だけだからだ。この事件の犯人は、監視カメラがある店で、4時間、堂々と女児を物色し続けた。この事実から、犯人は、犯行が発覚しないと思っていたことが推測される。つまり、子供を最後までだまし通せる自信があったのだ。

監視カメラに自分の顔が捕らえられたとしても、犯行が発覚しない以上、録画映像が見られることもない――そう犯人は思っていたに違いない。ところが、トイレまで子供を捜しに来るという想定外の展開があり、慌てふためいて殺人に至ったのだ。