なぜ「世界の目」が気になるのか

トランプ氏による天皇や皇室への尊敬を解剖する前に、「皇室はなぜ世界で尊敬されるのか」との疑問を、私たち日本人が抱く理由を見なければならない。なぜなら、この疑問そのものが、くりかえし、かつ、しばしば考えられてきたからである。

歴史家・評論家の八幡和郎氏は、〈「世界でたった1人のエンペラーだから」ではない…天皇陛下が世界中から尊敬される3つの理由〉と題した記事(プレジデントオンライン、2023年1月2日午前8時配信)のなかで、「3つの理由」を次のようにまとめている。

それは、「日本という国そのものに対する評価」、「日本の皇室、あるいは歴代の天皇が文化的にも、道徳的にも評価されてきた」こと、そして、「上皇陛下が国内のみにならず海外にも頻繁に出かけられ、各国の人々とも海外の王室ともストイックに交流を深められたこと」の3つである。