資産形成は節税も兼ねてiDeCoとNISAへ満額積み立て

続いて、資産形成のプランも改革。幸子さんたちは、各自貯めてきた資産は、引き続き分けて管理する方針を取りました。その上で、幸子さんの資産に関しては、運用方法を見直すことに。

幸子さんは、2年前の相談時点で4500万円の資産をお持ちでしたが、その一部は特定銘柄を主軸とした個別株式投資に特化していました。親御さんから受け継いだある個別銘柄を保有しており、株価が上がったら売り、下がったら買い戻すという売買方式を、親から教えられるまま、繰り返していたのです。

横山光昭『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』(アスコム)
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その投資手法も一つなのですが、個人事業主という立場を生かし、掛け金がそのまま所得控除となるiDeCoや投資利益が非課税になるNISAで投資信託を積立した方が、節税効果は大きく、長い目で見てお得ですし、堅実に増えていきます。そう提案すると、相談時点で黒字となっていた18万8000円を、すべて振り分けることに、潔く決断。