糖質・脂質の多い食生活が肝臓に脂肪をため込む

脂肪肝の大きな原因が、食生活です。炭水化物や甘い物などに含まれる糖質や、揚げ物などの脂質の多い食事を日常的に続けると、エネルギーとして消費しきれず、体内で余ってしまいます。その余剰エネルギーが、中性脂肪に合成されて、肝臓に蓄積していくのです。

また、果物や甘い清涼飲料水には、多くの果糖(フルクトース)が含まれています。果糖は糖質の中でも吸収がすばやく、肝臓に負担をかけるうえに、腸のバリア機能を壊すといわれています。そのため腸からバクテリアが侵入し、肝臓が炎症を起こしやすくなるという報告があります。