日本の組織に蔓延している「失敗恐怖症」

その一方で、私は戦略コンサルタントとしてさまざまな企業のマネジメント改革に携わる中で、現代の日本の組織が抱えるもう一つの根深い病理があると気づいています。

それは、「失敗」に対する過剰なまでの恐怖心です。

もはや「失敗恐怖症」とでもいうべきこの症状は、減点主義の人事評価や短期的な成果を求めるプレッシャーと結びつき、組織の隅々にまで蔓延しています。その結果として、組織から未来の成長の糧となる「挑戦」の文化を静かに、確実に奪い去っているのです。