怒鳴る「オヤジさん」とぶつかり合う日々

「おみゃー、何やっとるだ!」
「そんなこともわからんのか!」

工場内に飛び交うのは、私がそれまで耳にしたことのない独特のイントネーションを持つ三河弁の怒号です。声の主は「オヤジさん」と、ある種の畏敬の念と親しみを込めて呼ばれる、その道一筋何十年という百戦錬磨の現場の猛者たち。

その怒号に必死に食らいつくように反論しているのは、他でもない、そんなリアルを知らずにやってきた私のような頭でっかちの大卒のエンジニアでした。