法曹界の俊才である19歳上の江木衷と再婚
2人はもともと顔見知りで、衷が東大法科生のころ、下宿先に洗濯屋の御用聞き(一説には弁当の仕出屋ともいわれる)に来ていた美少女が栄子だったといわれている。結婚後は衷に勧められるままに詩、書、画、篆刻、謡曲と趣味を広げ、才人ぶりを見せて社交界の花形となった。
異母妹に悦子、藤子、ませ子がおり、ませ子は美人画家の鏑木清方の最高傑作「築地明石町」のモデルとして知られる。また、戦後の国際派女優・谷洋子も親戚である。
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