「被害」どころか生活を支えてくれている
これは世界的に見るとかなり珍しい現象だ。欧州やアメリカなどの総人口の1割以上を外国人が占めるような「移民社会」では「移民に仕事を奪われた」とか「外国人の麻薬カルテルが麻薬を密輸している」など明確な「被害」があり、それを根拠に外国人を憎む。
しかし、在留外国人の割合が3%程度の日本にはそれほど明確な「被害」はない。仕事を奪われるどころか、建設現場、食品工場、農業、介護など日本人が敬遠して人手不足になっている業界を支えてくれる必要不可欠な存在だ。彼らを日本から追い出せば、われわれの生活はすぐに破綻する。
外国人観光客がたくさん来て迷惑というが、今や7兆円にのぼる訪日客消費は輸出産業としては自動車産業に次ぐ規模だ。外国人のおかげで、家族を養い、生計を立てている人が日本には山ほどいるのだ。
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