コングレッショナル・フェローは「議会特別研究員」

このコングレッショナル・フェローとは何かというと、「学者や政治の研究者にオフィスを提供し、議会スタッフであることの名刺やIDを与えることによって、政府のあらゆる情報を電話一本で簡単に手に入れるチャンスを提供しつつ、実質的には立法補佐官の業務に携わらせようというもの」だということだ。高市氏はその後働きぶりが認められて、インターンの立場から、「立法調査官として認められ、対日交渉担当の仕事を与えられたのです」と記している。

『アズ・ア・タックスペイヤー:政治家よ、こちらに顔を向けなさい』(祥伝社)
『アズ・ア・タックスペイヤー:政治家よ、こちらに顔を向けなさい』(祥伝社)

ここから読み取れるのは、まず(1)制度上の肩書きとしてあるのは「立法補佐官(レジスレイティブ・アシスタント)」と「コングレッショナル・フェロー」であり、次に(2)コングレッショナル・フェローの直接的な訳語は「議会特別研究員」であるということだ。

それでは、「立法調査官」とは一体何なのだろうか。コングレッショナル・フェローは実質的には立法補佐官の業務に携わるものだからと、「立法調査官」という肩書きをわざわざ作って、自分の業務は格上の立法補佐官と同じような範疇にあると説明しているように見える。その結果、「議会特別研究員として、コングレッショナル・フェローという身分の立法調査官を採用」という、よくわからない二重の言い方になっている。なぜシンプルに「議会特別研究員」ではいけなかったのだろうか。