被害者の夢や将来はどうなってしまうのか
このような状況下で、その日も母親は夜勤明けで帰宅する息子のために、自宅で朝食の準備をしていた。そこへ、息子の同僚から電話で息子が被害者となった旨の連絡を受けた。
ショックのあまり、母親はその場に崩れ落ちたという。被害者の置かれた状況を知るに及んで、それが検事の仕事とはいえ、被害者に「犯人についてどう思っていますか」などととってつけたような質問をすること自体、憚られ、不謹慎に思え、私には到底無理だった。
入院中の夫の病状を案じながらも、真面目に仕事をして夜勤明けで疲れて帰宅する息子のために、毎日、温かい朝食を作る母。その手料理を楽しみに帰宅の途に就こうとしたところ、息子は銃撃されたのだった。
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