まだほとんどの人が利用していない

ふるさと納税の利用者数は年々増加しており、図表1のグラフの通り、直近の令和7年度課税における控除額は約8710億円、控除適用者数(ふるさと納税利用者数)は約1080万人といずれも過去最高となっています。

【図表1】ふるさと納税の推移
住民税控除額及び控除適用者数の推移(全国計)(出所=総務省自治税務局市町村税課「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和7年度実施)」)

ここで一定の所得がある人の人口として20歳から64歳と仮定すると2024年10月時点で約6827万人ですから、大まかに言えば6.3人に一人がふるさと納税を利用している状況と言えます。筆者はかなりおトクな制度だと考えていますが、まだ使っていない人も多いのが現状と言えます。