「愛子にも、心を寄せていってもらいたい」

天皇陛下は今年のお誕生日に際しての記者会見で、次のように述べておられた。

「戦争の記憶が薄れようとしている今日こんにち、戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に、悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切であると考えています」
「今年は戦後80年という節目を迎え、愛子にも、戦争によって亡くなられた方々や、苦難の道を歩まれた方々に心を寄せていってもらいたいと思っています」

敬宮殿下は、このような天皇陛下のお気持ちを受け止められて、両陛下とご一緒に沖縄に続いて長崎を訪れられた。

振り返ると、戦後50年にあたる平成7年(1995年)に、上皇上皇后両陛下は「慰霊の旅」として長崎(7月26日)、広島(7月27日)、沖縄(8月2日)、東京都慰霊堂(8月3日)をめぐられている。ご訪問先としてこれらの4カ所が選ばれた背景は、上皇陛下ご自身の「日本人が忘れてはならない4つの日」という考え方にもとづいていた。