「なんで行かないの?」が子どもを追い詰める

無理や疲労の蓄積の結果、不登校になった子にまず必要なのは、何といっても休むことです。そしてそれは、親が味方である状況で休むことです。「なんで行かないの?」と思っているなど、親が味方でないと、家は強制収容所になってしまい、休むことはできません。学校を長期に休んでいるのに、心としては全然休めてない、ということになります。

親が味方となり、家が安心できる場になると、子どもはやっと休めるようになります。休むことでエネルギーの充電も始まります。しっかりとした充電が始まると、急速充電のように元気になる子もいます。ですが現実の多くの例では、親が味方でなくなってしまうので、充電していても充電電流は微弱であり、逆に放電電流の方がはるかに大きいので、長期に休んでも充電は進まず、なかなか元気が出て来ないことになります。

しっかり休める路線に入ると、12時間以上眠るような時期がしばらく続く子も少なくありません。親が不登校を責める雰囲気がなくなると、昼夜逆転は起きにくいです。不登校を責める雰囲気があると、子どもにとって朝の時間は「針のむしろ」であり地獄の時間です。そんな時間に起きられるわけはありません。家で常にプレッシャーを感じ、親に気を遣い、それに消耗している子は結構多いです。家にパワハラ上司がいるような状況では、休む効果はいつまで待っても出て来ないことになります。