コメの生産量は減り続けた
私は彼が総理大臣になって私の農政改革の主張を実現してくれることを願った。同氏も自身の政治パーティーでは、鳥取から上京した後援会の人を前に「私が総理になったらこの人が農水大臣です」と私を紹介していた。
しかし、農政改革は行われなかった。私がコメの構造改革案を彼に提案してから25年が過ぎた。この間、コメの農家戸数が減少したので、平均的なコメ農家の規模は拡大した。しかし、未だに農家の7割ほどがコメを作っているのにコメの生産額が農業全体に占める割合は16%に過ぎない。戸数では20分の1の畜産農家がコメの生産額の2倍を生産している。コストの高い多数の零細農家がコメに滞留している状況は続いている。減反は年々強化され、コメの生産量は950万トンから800万トンに減少した。石破氏に期待したのに、25年待っても私の提案は実現しなかった。
石破氏は辞任の記者会見で、コメの増産に道筋をつけ、2008年に農水大臣になったときにやろうとした改革を進めたと発言したが、これは実績をアピールしようとするものに過ぎない。
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