ブルーベリーにスーパーパワーはあるのか

アメリカのブルーベリー消費量は1999年から2014年までに599%増加し(12)、イギリスではブルーベリーがスーパーフードとして宣伝されると、売り上げがわずか2年で倍増した(13)

ブルーベリーのスーパーパワーは「アントシアニン」と呼ばれる青紫色のポリフェノールにあると一般に考えられている。ところが、この美しい色素は生物学的利用能が低い。およそ3分の1が消化管内で壊され、私たちが吸収できるものの大半は急速に体から排出される(14)

2019年に発表された12件のヒトによるRCTのレビュー論文は、ブルーベリー摂取が認知と気分に与える影響を調べた研究の結果はまちまちであり(15)、解釈が難しいと結論づけている。食料品店で見かけられるような丸ごとのブルーベリーを科学者が使うことはまれである。