給料が上がらず、企業の接待交際費も絞られている昨今、接待の場を自らの遊びの場として活用しようとするケースがある。接待される側はひとりなのに、接待する側は10人近くいるなどという場合は見え見えで、主客転倒も甚だしい。招かれた客にとっては最悪だ。また“なじみの店”が利用される場合、店がお金を出す側ばかりを丁重にもてなし、肝心の接待される側が蚊帳の外といったケースもよくある。店にひとこと、誰が正客かを伝えておけばいいだけなのに、それができていない。

ほかにも、相手の趣味嗜好や最近の会食状況を調べずに店と料理・お酒を決める接待、話が筒抜けになる場所や騒がしい店での接待、若手や女性社員をこき使う接待は不快感を与える可能性が高い。