何気ないその行動が、職場の評価の分かれ目に――。一目置かれる人と、バカにされる人のマナーの意識はどう異なるのか。男女500人アンケート結果からある傾向が浮かんできた。(内容・肩書は、2016年5月2日号掲載時のままです) 

どこが違うか?「見た目」編

好印象な見た目を質問したところ、1位は「笑顔が爽やか」、2位は「楽しそうに仕事する」だった。笑顔や楽しい表情が好印象を与えることについては、医学的な裏づけがある。

≪調査概要≫マクロミルの協力を得て実施。全国の20~59歳の働く男女500人(20代男女各62人、30代男女各62人、40代男女各63人、50代男女各63人)よりインターネットを通して回答を得た。調査期間は2016年2月26~28日

「脳にはミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があります。ミラーニューロンには、相手の行動を見たときに自分も同じ行動を取るという働きがある。笑顔の人を見れば、こちらも自然に笑顔になるのです」

(文=村上 敬 撮影=澁谷高晴 イラストレーション=ヤマサキミノリ)