ある日本法人の社長は、コーチングを受けたことによって視野が広がり、高圧的なマネジメントをやめて社員の話に耳を傾けるようになった。すると社内で対話が始まり、プロジェクトチームが主体的に動き始めたという。

 

経営者が抱いている5つの悩み

グローバル化が進み、コンプライアンスがますます重要になるなどビジネス環境が急速に変化かつ複雑化する中で、企業トップには、スピードをあげて戦略を策定、実行することが強く求められるようになった。大きな夢・ビジョンを示し、それに社員全員を巻き込み、戦略を実行し、成果をあげなければならない。激しい変化の潮流の中でどのように対応すればよいのか、不安を抱いているというのが日本の現状ではないだろうか。

いま日本の経営者が抱いている悩みは次の5つに整理することができる。

(1)経営者としての能力に対する不安

・経営をどのようにもっていくか、時間に追われながら下す自分の判断は果たして正しいのだろうか。
  ・経営者として自信が持てず、孤独で悩みを相談できる人が見つからない。

(2)組織運営に対する不安

・想いやビジョンが社内に伝わらない。
  ・部下が主体的に動かない。

(3)業績に対する不安

・戦略を策定したにもかかわらず、成果があがらない。

(4)人材育成に関する悩み

・人材、特に後継者が育たない。
  ・優秀な人材が流出してしまう。

(5)自身の存在意義に対する不安

・家族にとって自分とは何か。
  ・自分は何のために生きているのか。このまま何もなさずに死に近づいていいのか。