ポーカーの必勝法「バンクロールマネジメント」

もう1つ下落局面で覚えておくと役立つのが、ポーカーの必勝法です。

ポーカーについては私自身はそれほど詳しくないのですが、3月まで私が所属する「複眼経済塾」に在籍していたエミン・ユルマズから教わりました。

その必勝法とは「バンクロールマネジメント」のことです。

ポーカーではチップを賭けますが、手持ちのチップがなくなれば負けです。ですから、チップがなくならないよう、賭けるチップの額を一定額以下にマネージメントすることで、勝つ確率を高められるのです。

しかもポーカーは、途中で勝負を降りることができます。なので、自分に不利だと思ったら勝負をしないことも非常に大事です。

写真=iStock.com/peshkov
危ないと思ったら「休むも相場」(※写真はイメージです)

危ないと思ったら「休むも相場」

相場の世界にも「休むも相場」という格言があります。

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コロナショックが起きたように、昨今の世界情勢はいつ何が起きるか分かりません。戦争、大地震、噴火などが起きて、大きな影響を受けそうな場合には、時には撤退の判断も必要になります。

積立投資であれば、前述のように長期の成長シナリオが崩れない限り、リスクは分散されていますので大丈夫です。

ただ、世の中の状況を見て何かご自身で引っかかること、気になることがあるなら、いったん投資を休んでみるのもバンクロールマネジメントの観点からは正解と言えるでしょう。

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