「妻の苦労がよくわかりました」と言っては絶対ダメな理由

【妻のスイッチを押す言葉4】
妻が子どもより先に自分が寝てしまうことを嘆いている……

「母親としての自覚が足りないよね」

妻だってせいいっぱい頑張っています。至らないのはわかっているし、反省だってしています。歯がゆいことがあったとしても、「母親としての自覚」をどうこう言うのは大きなお世話以外の何ものでもありません。

まして、日頃から寝かしつけを妻に任せている夫が言ったら、しばらく口を利いてもらえなくなるでしょう。

※妻が喜ぶリアクション 「ハハハ。疲れてるんだからしょうがないよ。たまには俺が寝かしつけようか?」

【妻のスイッチを押す言葉5】
妻のママ友や義父母に育休を取っていることを感心された……

「子育てって奥が深いですね」

感心してくれた相手に「イクメン」っぽいことを言いたい気持ちはわかります。しかし、横で聞いている妻は、間違いなく「ちょっと手伝ってるぐらいでイイ気になるな」とウンザリした気持ちになっているはず。

同様に「妻の苦労がよくわかりました」や「世の中の母親への尊敬の気持ちが高まりました」なども危険です。

※夫株を上げるひと言 「ぜんぜん役立たずで、○○(妻の名前)の足を引っ張ってばっかりです」

写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです

【妻のスイッチを押す言葉6】
イタズラを妻に叱られて子どもが大泣きしている……

「叱るときは子どもの目を見るといいらしいよ」

子どもが大泣きしているという一種の混乱状態を脱するために、何か建設的な提案をしようとしたつもりかもしれません。しかし、この状況で聞きかじった育児のウンチクを述べるのは、あまりにも命知らずです。

叱っている妻だってかなりイライラしてるだろうし、たとえそのウンチクが有益だったとしても、すでに大泣きしている子どもに対しては何の意味もありません。妻は「いいから黙ってろ」としか思わないでしょう。

そもそも、ほかのすべてのウンチクと同様、「聞きかじった育児のウンチク」は、どんなタイミングで言っても、聞かされる側にとっては迷惑なだけ。「へえー、よく知ってるのね」と感心されたり、「そうなのね。教えてもらって助かったわ」と感謝されたりすることはありません。

「妻の今のやり方よりも、明らかにこっちのやり方のほうがいいはず」と思った場合は、口で言うより先に、自分で念入りに実践して効果を確認してからにしましょう。そうすれば、少しは耳を傾けてもらえます。

※妻が望んでいること たとえばこの状況の場合、横から評論家っぽく口を出しているヒマがあったら、一緒にあやす努力をする

関連記事
【妻の地雷:家事編】「卵は何でも同じだから安いのでいい」で妻おかんむり…売り場で「どれにする?」に対する"回答フレーズ"
医師だと思っていた夫は詐欺師だった…なにも知らないセレブ妻と子を狂わせた"裕福な生活"の呪い
仕事もない、話し相手もいない、やる事もない…これから日本で大量発生する「独り身高齢男性」という大問題
子どもには子どもの「言えない」理由がある…黙り込んだ子に大人がやるべきたった一つの行動
実は賃貸に住む建築家が多い理由…プロがこっそり教える「住宅会社が絶対に言わない"住まい"の真実」