「弱虫は、幸福さえも恐れるのです」――ナルシシズム文学の傑作・太宰治の『人間失格』が、「まんがで読破」からついに登場! 主人公・大庭葉蔵は幼少時代から「人間がわからない」という恐怖と孤独を抱いていた…
続きを読む人間がわからない、ただおそろしい。「カリスマ」と表裏一体の人間性――『まんがで読破 人間失格』その1 「コミック『まんがで読破 人間失格』」
『まんがで読破 人間失格』(Gakken)
- 著者 太宰 治
-
小説家小説家。青森県有数の大地主の家に生まれる。東京帝国大学(現在の東京大学)文学部中退。『逆行』が第1回芥川賞の次席となり、『晩年』を刊行するが、女性関係や金銭などの問題により自殺未遂を繰り返し、その私生活は乱れたものであった。井伏鱒二に師事し、井伏の世話で結婚、妻の支えで再起をし、『斜陽』が大評判となり流行作家に。『人間失格』書き上げた後、愛人と玉川上水で入水自殺。<この著者の他の記事> 断れない、怒らせるのが恐い。破滅型の男はなぜモテるのか――『まんがで読破 人間失格』その2