「年収700万円の壁」を超えるための選択肢
年収を上げるには、例えば次のような選択肢がある。
② 管理職を目指す
③ 副業をする
④ 時代に合った新たなスキルを身に付ける
⑤ 起業する
「管理職を目指す」ことは今いる会社で年収をアップさせる方法としてはもっともオーソドックスだが、自身でコントロールできない部分が多く、誰にでもオススメとは言い難い。
「年収の高い職種・業界・企業に転職する」のが実現可能性や達成までの時間を考えると挑戦の価値あり、と言えるだろう。一見難しいチャレンジと感じるかもしれないが、マイナビ「転職活動における行動特性調査 2022年版」によれば、転職にあたって業種を変える人は約6割、職種にいたっては約7割が変わっている現実がある。
ゆくゆくは年収700万円以上を狙えそうな会社に入る
成長産業においては常に人手不足のため、未経験者に対しての研修や育成に力を入れている企業も多い。未経験から始められる企業に入社し、数年間スキルを磨いた後に、目指す年収が得られる企業に転職するという手段もある。
マイナビ転職で「初年度年収700万円以上」かつ「職種未経験OK」の求人は全体の約7%(3月7日現在)。「初年度年600万円以上」では約14%と倍の求人がある。いきなり年収700万円以上を目指すのではなく、ゆくゆくは年収700万円以上を狙えそうな会社に入るほうがハードルは低いだろう。
地方在住でも賃金が比較的高い傾向のある都市部の企業に入社し、必要な時以外はフルリモートで働ける企業もある。勤務地を居住地ではなく都市部を指定して「フルリモートワーク」や「完全在宅勤務」で検索するとかなりの数の企業の募集が見つけられるはずだ。
今の業界・職種にしばられず、広い視野で転職活動を行うことで、可能性を見いだせるのだ。