NG② 「条件」「待遇」に関する質問

条件や待遇面が気になる気持ちはよくわかります。しかし、面接担当者にしてみれば、「質問はありますか?」と聞いて返ってくる第一声が「給与は……」「残業は……」「○○手当は……」では、がっかりするでしょう。「この人は仕事のことより、それが気になるのか」と。

また、聞き方によっては「権利主張する人」という印象を与え、警戒されてしまうかもしません。

自分が享受するメリットに関する質問よりも、「入社後に活躍・貢献するために理解しておきたいこと」の観点で質問を選ぶよう意識してください。

NG③ 企業ホームページを見れば答えがわかる質問

企業ホームページに記載されていることを質問すると、「会社のことを研究していない」=「意欲に欠ける」という印象を与えてしまいます。

「情報収集力」が求められる職種であればなおさらマイナス評価につながるでしょう。

NG④ 抽象的な質問

「仕事は厳しいですか?」など、人によって判断基準や感じ方が異なるような質問はNG。また「将来の経営ビジョンは?」なども漠然としていて、相手はどの観点で答えればいいのか悩んでしまいます。

NG⑤ 細かく突っ込みすぎる質問

「そこまで細かく聞いて何の意味があるの?」と思われるような質問をする方も見受けられます。例えば、「御社の財務諸表のこの数値は~」など。また、平均残業時間や有給消化率、離職率といったネガティブな指標に関する質問は、内定が出てからじっくり確認することをお勧めします。

細かく調べてきたことをアピールしようとして、重箱の隅をつつくような質問をしないようにしましょう。

「入社後の活躍イメージ」が描ける質問が◎

では、面接担当者に好印象を与える逆質問とは、どういうものでしょうか。

一言でまとめるなら、「この質問をすることで会社や仕事への理解が深まり、活躍イメージが描ける」質問です。ポイントを3つご紹介します。

① 仕事に取り組むシーンのイメージをつかむための質問

現場の管理職レベルの面接では仕事の仕方・進め方に関する質問をすると、「本気でうちの会社で働こうとしているのだな」という意思が伝わりやすくなります。

また、「採用背景」について、求人情報に記載されていなければ聞いてみるといいでしょう。なぜ自分が必要とされているのか、自分にどんな役割が求められているかを理解しようとする姿勢は、面接担当者から見ると頼もしく感じられるはずです。 メンバークラスの採用であれば現場の管理職、マネジャークラスの採用や新規事業メンバーなどの採用であれば役員面接で聞くといいでしょう。

<質問一例>
● 個人の目標は、どのように設定されるのですか
● 「○○」に関する情報は、どのような形で共有されているのですか
● ○○の管理には、どのようなツールを使っているのですか
● 他部署とはどのように連携していますか
● 今回、どのような理由でこのポジションを募集されたのですか。このポジションにどんな役割・成果を期待していますか
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