東大生の声【親からかけてもらった「ポジティブな言葉」】
●小説をノートに書いていたら、クラスメートから「紙の無駄」と言われた。それを母に伝えると、手紙で励ましてくれた。当時、ジャニーズのメンバーになることが夢だったのだが「なれるよ」と言ってくれた(文科三類2年)
●小2のときに作ったアルバムにもうけた家族からのコメント欄に、母が「わが家の太陽です」と書いてくれた(農学部5年)
●普段から「すごい?」と聞いたら「すごい!」、「かわいい?」と聞いたら「かわいいね!」と答えてくれていました(文科三類2年)
●何をするにしてもネガティブな言葉をかけられた記憶はありません。どんな挑戦でも「あなたならできる、自信を持って」と声かけされていました(文科一類2年)
東大生の声【ミスしたとき「親からかけられた言葉」】
●「人間誰でもミスすることはあるから。2回目に同じことをしないよう」と言われた(理科一類1年)
●責めても何も変わらない、ミスをして悔しいのは誰よりも本人だとわかってくれていたからだと思う。「次がんばりな」と言ってくれた(理科一類1年)
●ミスしたときに反省していなければ忠告はされましたが、反省していたり改善しようとしている姿勢が見えるときは、責めの言葉は受けませんでした。「今後どうすれば防げるのか、具体的に考えて行動しなよ」と言って“こうあるべきだ”のような概念をあまり持っていないからだと思います。失敗したときは「どんまい」程度でした(文科二類1年)
前向きな声かけをした 72%
ミスをしたときに責めなかった 47%
できないところよりできるところに注目した 78%
※アンケート:2022年7月にトモノカイの協力を得て、現役の東京大学の学生・大学院生150人にWEBアンケートを実施。
EVOL株式会社代表取締役CEO。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所研究員。IPPA(国際ポジティブ心理学協会)会員。夫の前野隆司・慶應義塾大学大学院SDM研究科教授とともに、ウェルビーイングを研究し、ワークショップやコンサルティング、研修や執筆活動などで幅広く活躍。著書に『最新の「幸せの研究」でわかった しなやかで強い子になる 4つの心の育て方』など。