「素敵だけど退屈な恋人」に効く一言
第2位は『幸せに生きる方法』でした。
本書は、アドラー心理学と幸福学という二つのアプローチで「幸せに生きる方法」を教えてくれる一冊。
一例として、アドラー心理学の「目的論」の実践を紹介します。あなたが恋人に対して「素敵だけど、退屈なところだけが気に入らない」と思っていたとしましょう。その場合、目的論では「たった一つの悪いところ=退屈」ではなく、その反対にある「楽しい」や「ロマンチック」などに意識を向けます。
そのうえで恋人には、「あなたのそういうところが退屈だ」ではなく「去年の記念日にもらった手書きのカードはうれしかった」などと伝えてみましょう。すると相手は気分が良くなって、「今年もあげようかな」「今度はもっとすごいことをしよう」と思えるものです。その結果、恋人の長所がどんどん強化されていくでしょう。
本書ではこのように、自分自身の性格や人間関係、ビジネス、子育てなど、さまざまなシーンで使える考え方がたっぷり紹介されています。いずれも今後の人生で長く使えるものばかりなので、ぜひ早いタイミングで読んでみてください。