「活躍社員」がやっている50の仕事術

最後にご紹介したいのが、第6位の『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』。

越川慎司『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』(KADOKAWA)
越川慎司『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』(KADOKAWA)

本書は、「仕事ができる『活躍社員』の言動を分析して得られた仕事術を『一般社員』が実践したらどうなるか」という大規模な再現実験の結果を示したもの。実験で大きな成果を上げた仕事術を50のルールにまとめています。

そのうちの一つが“24時間前アジェンダ共有”。著者らの調査によると、社内会議には、働く時間のうち43%もの時間が費やされていることがわかりました。加えて「目的が明確に決まっている」「アジェンダが事前に共有されている」「必要な人が参加している」の3要素がそろっている会議は成功率が高いことも明らかになっています。

この調査結果をもとに作ったのが「アジェンダが24時間前までに共有されていない会議は禁止」というルール。このルールを25社で試したところ、参加者の満足度は高くなり、会議時間は8%減少したそう。

本書で紹介されるのは、あなたの働き方をガラリと変えてくれるものばかり。まずは一つ、試してみませんか。

今月も、話し方から読書法、アンガーマネジメントまで、幅広いジャンルの本がランクイン。ほかにも、先月第1位だった『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』が第8位と、今月も多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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