自動的に「お金が増える」仕組みを整えよう

右肩上がりの収入や十分な年金が見込めないなか、人生100年という新しい時代を生きる私たちは、それぞれのライフステージにかかるお金をしっかり準備する必要があります。少しでも早く貯め始めれば、貯められる期間が長くなるので、月々の金額は少額で済みます。

とはいっても、「貯蓄はどうしても苦手」「忙しくて、お金について考える時間がない」という方も多いでしょう。そんな人も大丈夫です。初心者でも、ものぐさでも、忙しくても、手間をかけずに「お金が増える」仕組みをつくってしまえばいいのです。

「誰かが貯めてくれたらいいのに……」と思うかもしれませんが、最初の手続きさえすれば、誰かが貯めてくれているかのように、自動的に貯まる仕組みのできあがりです。

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いますぐ始めたい3つのアクション

ぜひ整えていきたい「お金が増える仕組み」とは次の3つです。

1)よりお得なサービスに乗り換える

銀行や保険、電力会社、スマホなど、新しいサービスが次々と出てくる時代。長年同じサービスを使っていると、いつの間にか割高になっているかもしれません。お得なサービスに乗り換えれば支出がダウン。特に毎月かかる「固定費」は要チェックです。

2)制度を理解して、もれなく利用する

お金の制度はややこしいですが、押さえておくべきポイントはそれほど難しくありません。知らずに損をしないように、自分にとって必要なことに絞って、上手に利用していきましょう。税金や年金、ふるさと納税などが挙げられます。

3)初心者でもできる投資にチャレンジ

投資は大金をつぎ込むものというイメージのある方も多いですが、今は100円や1000円などの金額から始められます。一歩踏み出すと、世の中の仕組みを理解できて、視野も広がっていくはずです。お金を増やすこと以外の効果もあるでしょう。

特に、固定費に関するサービスの乗り換えや、初心者でもできる投資については、一度手続きをすればあとはほったらかしでOK。忙しい方でも、ものぐさな方でも、最初さえがんばれば、あとは自動的にお金が増えていくことを目指せます。