「1日2分でも3分でもいい」忙しい人の掃除法

仕事を中心に生活していて、時間がないという人が多いと思います。でも、生活していくためには掃除をする必要性も頭に入れないといけません。

では、何分だったら掃除できるでしょう。

「2~3分しか時間が取れません」
「いくつもの掃除はできません」

それでもOKです。

部屋の広さにもよりますが、毎日できなくても、1日おきでもいい。1週間に1回でもいいので、その人のペースで、とにかくやり続けることが大事です。

「時間がない」というのは、言い訳になってしまいます。

道具ばかり揃えがちな人は、掃除をしようという気持ちはあります。それで買ったけれど、結局できなかった。「時間がなくてできなかった」とみなさん言います。

時間がない人におすすめなのが、運動することも兼ねて掃除をしようという考え方。腕を伸ばしてストレッチしながら高いところのホコリを取ったり、歩いて移動しながら拭き作業をしたり。

やり方を工夫して、「運動の時間=掃除の時間」にしていくと、上手に時間が使えます。年配の人も、体を動かす習慣の一つとして、掃除をとらえてもらえるといいですね。

写真=iStock.com/KatarzynaBialasiewicz
※写真はイメージです

生活のしかたでゴミ箱の位置の見直しを

ゴミの回収日が頭に入っていなかったり、ゴミを出すタイミングが自分の生活リズムと合っていなかったりすると、家の中にゴミがたまってしまいます。

玄関の付近に、「燃えるゴミは○曜日」など、回収日を大きく書いて貼っておくと、家を出る時に確認できるので忘れずに済みます。わが家は、自治体から届く案内をそのままドアに貼って使っています。忘れ物注意のチェック表も作って貼ってありますよ。

いつでもゴミが出せる集積所のあるマンションなら、出かける時など、小まめに捨てるようにしましょう。

また、使っているゴミ箱のサイズが合っていないため、あふれたゴミをつい部屋のあちこちに置いてしまっている場合があるかもしれません。

ゴミ箱は、最初はどのくらいのサイズがいいのかわからないので、あえてすぐには買わず、家にあるダンボールやバケツなどに袋を被せてゴミ箱代わりにしながら、しばらく観察してみるのがおすすめです。

家の広さや生活のしかたに合わせて、どこにどのようなゴミ箱をいくつ置くのか決めていきます。わが家は全部の部屋に一つずつゴミ箱を置いています。

ゴミ箱は、必ず袋を用意し、被せて使いましょう。その時、袋の中に新聞紙を重ねておくと、途中でいっぱいになって袋が破れたりした時でも汚れが広がらずに済みます。

食べ物の容器など、汁気のあるものはざっと水で流し、生ゴミは要らない紙で包み、においを出さないようにします。におうと、虫やネズミが出やすいので注意してください。

ゴミを入れる時に、市販の消臭スプレーを一プッシュするのもいいですね。わが家はゴミ箱のフタの裏に重曹をつけてにおいを防いでいます。