多くの週刊誌が書いているが、眞子さんには昔から、籠の鳥のような皇室での生活から飛び出して、自由に羽ばたいてみたいという願望があったようだ。

それは、学習院ではなく国際基督教大学に進ませた秋篠宮夫妻の教育方針でもあったはずだ。 これは私の推測だが、秋篠宮が紀子さんと結婚するとき、さまざまな異論が宮内庁などから噴出し、苦労した経験が彼の中にあったからではないか。

こんな窮屈な皇室という身分から離れ、一人の人間として自由に生きてみたいという思いが秋篠宮の中に残り、子どもたちには自由を謳歌してほしいと考えた。そんな秋篠宮の教育方針が悪いと批判する向きもあるが、私は、その秋篠宮の思いは、眞子さんと佳子さんに確実に伝わっていると考えている。

皇室から脱出するには結婚という選択しかなかった

眞子さんの願望を現実のものにするために、眞子さんと小室圭はだいぶ前から工程表を作っていたのではないかという見方がある。

女性自身(9/21日号)がこう報じている。

「息苦しい皇室での暮らしを抜け出して、自由に生きたい――。小室さんなら、その願いを叶えてくれるとお考えになり、プロポーズを受け入れられたのでしょう。8年前のプロポーズの時点から、お二人の“海外脱出計画”は始まっていたのです」(宮内庁関係者)

眞子さんは英国留学をはじめ海外に公式訪問などで赴き、英語に磨きをかける。一方、小室圭は、海外支店勤務の可能性がないとUFJを2年で辞め、パラリーガルをやりながら、海外で弁護士資格を取得しようと考えていたのではないか。

なぜなら、アメリカのビザ取得は年々難しくなってきている。弁護士資格を取り弁護士事務所に就職できれば、就労ビザ(最長6年)取得のハードルは下がり、眞子さんも配偶者ビザを取ることができるからだ。

「私をここから出して、自由な世界に連れていって」くれる人ならば、小室圭でなくても誰でもよかったとは思わないが、彼女が皇室から脱出するには、結婚するという選択しかなかったのである。

「小室さんの入社依頼が断られていた」と報道

だが、恋愛は夢物語でいいが、生活は現実である。

彼女たちのニューヨーク新婚生活にはいくつもの障害があることが、これまでも報じられている。

愛情は溢れるほどあるから心配ないが、第1はカネの問題である。一部では、小室圭は弁護士事務所に就職が決まったという報道があったが、弁護士経験が全くないパラリーガルのような人間に大枚をはたくところはないのではないか。

年収2000万円程度ではないかといわれるが、税金も物価も高いニューヨークで余裕のある生活を送るには十分な額ではあるまい。

写真=iStock.com/art2002
眞子さまと小室圭さんが居住する可能性があるNYのアッパーイーストサイドのアパートメント(※写真はイメージです)