2つの格差の解消がカギとなる

女性の大学進学率上昇による「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の増加は、グローバルなトレンドであり、日本も例外ではありません。しかし、日本の現状を見ると、必ずしも色よいものではありません。

相対的に低い世帯所得と、他の場合と変わらない家事・育児負担を背景に、妻の幸福度が低くなっています。これは夫婦の在り方に関する1つの課題だと言えるでしょう。

この課題への解決策は、男女間賃金格差と夫婦間における家事・育児負担格差の解消です。

もしこれら2つの格差が解決できた場合、「妻の方が夫よりも学歴の高い夫婦」の妻の幸福度が向上すると予想されます。これは、結婚している夫婦全体の幸福度の底上げにつながっていくことになるでしょう。

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