着たいけど着たくない? ダウンコートには複雑な思いが…

悩みを読み解くと、ダウンコートは暖かいから一着は持っていたいと思いつつ、デザインにはいまいち満足していないように思えるが、キャリア女性たちの本音は?

「防寒という意味では真冬に重宝している」が……「ダウン特有の横線? がすごくカジュアルに見える」「一般的なダウンはモコモコで襟が詰まっていて、太って見えるのが不満」「スーツとダウンの相性が悪い」などなど、キャリア女性にとってダウンは鬼門(?)のようだ……。

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「シャリシャリとすれる音も何気に気になるときが(笑)」という意見も聞かれた。中でももっとも同意が集まったのは「仕事着としてはマッチしていないとわかりつつ……寒さに勝てずに着るという感じ」という意見。着たくて着ているというより、防寒のために仕方なく着ているという印象だ。

では、「これなら好んで着る!」という理想のダウンコートとは一体どんなタイプのものだろうか? ざっくばらんな意見を聞いた。

「シンプルで一見ダウンっぽくないもの」(保険)、「できれば顔色が悪く見えない色。奇抜な色はやっぱり難しい」(金融)、「コートは頻繁にクリーニングできないから、汚れが目立たないのはマスト!」(外資IT)など、要求は続々。「重いのは着るのが嫌になりそう。ワガママだが、軽くて暖かかったらベスト」(マスコミ)。これらがもっとも優先されるべきポイントのようだ。

撮影=田子芙蓉

気になったのは「パッと羽織っただけでとりあえずサマになるものがいい。男性と一緒の外回りだと相手先を出る際、コートの脱ぎ着を待ってくれないことがある(笑)」(金融)という声。たしかに、着脱に時間がかかるものは、外回りの営業職にはとくに向いていない。

これまでベストなコートがなかなか見つからなかっただけに、どんどん出てくる率直な意見。総合すると、ダウンなのにダウンに見えない、スマートな見た目で防寒性抜群。さらには汚れが目立たない一着が欲しい、という理想満載な意見で一致したが……。