われわれ人間は、これまでおごりすぎていたのかもしれません。ものごとをよりよくするためと言って、人智を尽くしたつもりでした。
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作家・天台寺名誉住職1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終わり』で女流文学賞受賞。73年平泉中尊寺にて得度・受戒。その後、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、『白道』で芸術選奨文部大臣賞。『場所』で野間文芸賞、NHK放送文化賞など受賞。98年、現代語訳『源氏物語』全20巻完結。2006年、文化勲章受章。<この著者の他の記事> 瀬戸内寂聴「死も病も、この真理を知れば怖くない」【2】