安倍首相が初めて顔を出した心理

自民党は9月下旬、自民党総裁選が行われる。事実上の首相を選ぶ重要な選挙だが、そこに参加できるのは党所属国会議員と約107万人の党員だけ。全有権者の約1%が選挙を左右する。言い換えれば「99%」は関係ない。だから自民党は国民の批判や怒りに鈍感になってきている。

今回の問題でも、数カ月前までなら、国民の目を意識して「自民亭」を中止しようということになったかもしれないし、少なくとも安倍首相の出席は見合わせようということにはなっただろう。しかし今は、99%の批判を受けてでも1%の党員や、党所属国会議員たちと会合を優先する。安倍首相が初めて顔を出したのも、総裁選をにらんで「中立票」を取り込もうという野心も少なからずあった。そんな心理が「自民亭」につながったのではないか。

そう考えると「自民亭」問題は、単に西日本豪雨の対応の拙さという問題だけでなく、これから9月に向け、安倍首相や自民党が世論に背を向けて内向きの権力闘争に突入していくサインともいえるのだ。

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