昼休みを取らない社員には遅刻・早退を許す
「昼ご飯を食べない」という選択をしたことで、心の平穏とスムーズな仕事の進行がもたらされた。それに加えて、1日2食生活により、体形がまったく変わらないという副次的な恩恵にもあずかっている。この15年ほど身長168cmで体重53~54.5kgを維持しており、肝臓の数値を除けば完全に健康である。
ここからは若干妄想も入ってくるが、たとえば「昼食を食べない」「昼休みはいらない」と宣言をした社員については、1時間出社を遅らせるか、1時間早く退社できる制度を導入してはいかがだろうか。
ほとんどの会社には一応「昼休み」の時間が設定されている。それを忠実に守っているかはさておき、12時から13時にかけては「仕事をしない時間」ということになっている。この時間も業務を継続するのであれば、1時間の遅刻か1時間の早退を許すのである。
労働に詳しい法律家や研究者は「1時間の休みはナントカカントカ協定に書かれている」などと主張するかもしれない。そんな決まりがあるのであれば、撤廃してしまえばいい。
・昼食をとらず、昼休みを挟まなくなったことで、自分のペースで効率よく仕事を進められるようになった。ダイエットに悩まされることもなく、健康体を維持できている。
・サラリーマンにとって、昼食は楽しみや憩いになる一方で、ストレスや悩みのタネにもなる。「昼食を食べない自由」があってもいい。
・「この人は○○な人」というレッテルを貼ってもらい、諦めてもらうと人生がラクになる。
・昼休みを取らない社員には、1時間の遅刻もしくは早退を許す制度を導入してはどうか。
1973年東京都生まれ。ネットニュース編集者/PRプランナー。1997年一橋大学商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ではCC局(現PR戦略局)に配属され、企業のPR業務に携わる。2001年に退社後、雑誌ライター、「TVブロス」編集者などを経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』『バカざんまい』など多数。