大手企業グループを中心に直取引

画期的な処理装置「エコセパレ」。

顧客の要望に従って装置をカスタマイズするが、現在は通信、自動車部品、デジタル家電各業界との取引が中心だ。光ケーブルや住宅内の配線、自動車のバンパーや内装材、タイヤ、パソコンや携帯電話などの処理に重宝されている。

いずれも大手企業グループを中心に直取引しており、トヨタ自動車グループの関連会社、日立製作所や住友電工のリサイクル子会社、ビックカメラや家電メーカー各社が共同出資して設立したフューチャーエコロジーなどに納入している。

2011年には富山県主催「第1回富山県ものづくり大賞特別賞」を受賞、2012年には日本産業機械工業会主催の優秀環境装置表彰で中小企業庁長官賞を受賞。富山県内で同表彰を受けた企業の中で最高位となった。その後も、2013年「中小企業元気とやま賞 中小企業部門」(富山県主催)などを受賞。森自身も「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2015 ジャパン」東海・北陸大会アントレプレナー賞<チャレンジング・スピリット部門>(新日本有限責任監査法人主催)を受賞している。

エムダイヤでは自社にある最新鋭の工作機械を用いて、材料(鋼材)から溶断・溶接・加工・塗装などすべてを一貫して行っている。そのため、顧客ニーズに細かく対応できる。営業も技術に精通しており、顧客の課題を解決する提案型営業が中心だ。

2015年には国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援事業(案件化調査)にエコセパレが採択され、インドネシアに導入することで、リサイクルの再生資源創出と廃棄物の減容化の可能性調査を進めている。インドネシアの首都、ジャカルタでは廃棄物が1日6500トンを超え、ほぼ全量の6200トンが埋め立て処理されている。だが、処理能力を超える廃棄物量と技術処理の不足で、野積みや投棄も社会問題化しているという。

日本の中小企業の高い技術力は海外で求められており、エコセパレはこうした現状の改善に役立つものと期待されている。